2019年8-9月中国(42)

北魏墓誌の最大の出土地は、洛陽市の北側に広がる邙山である。「山」と言うが、丘陵地帯でありなだらかなかけ上がりの土地に墓葬が作られているが、土盛のような目印はほぼないために、どこに何が埋まっているのかは分からない。近年出土の墓誌は、新出土とは名ばかりで、「盗掘」によるものがほとんどである。墓誌を収録している雑誌にも「洛陽邙山出土」としか書かれておらず、目印にならない。邙山は地域が広いため、前々から一帯を歩いてみたいと思いながら今まで過ごしてきた。今回バスを使い、三カ所からのアプローチをした。写真は、北の終点である孟津駅のバス停である。列車の駅のような立派なものであるが、列車はもちろん、バスが止まる場所もない。以前王鐸故居を参観にこの地に来たことがあるが、町の印象はそのときとはずいぶん変わっている。中国の道路整備は地方でも進んでいる。

2019年11月08日